ドナドナド〜ナ〜ドォナ〜(ジョーン・バエズ調で)

給料から定期預金を引き、食費光熱費家賃を引くと、残りはすべてレンズ代。
これじゃいかん、ということで、持っている鉱物標本を売ることにしました。
すまないねえ、こんなときにおっかさんがいてくれたら・・・


末っ子(19mm)と交換でもいいですよ。ミントコンディションでお願いします。
末っ子はホントに出てこないですよね。泣きたくなります。
そしてなぜか余る長男(12cm)と次男(65mm)。


バエズといえば、Blowin' in the Wind の日本語版を歌う彼女がいいですね。

どれだけ弾丸(たま)が飛んだら、鳩は休めるの?
いいかい坊や、お空を吹く 風が知ってるだけさ

「朝日の当たる家」も好きです。


しっかし、暗い歌詞ですよね。この曲(昔と歌詞が違う)。
ライジング・サンですよ、ライジング・サン!
ライジング・サンといえば、「悔しくないのか?!」
http://www.youtube.com/watch?v=qTa-KXcc8DQ
↑なんかはてなの上からでは見えませんので、クリックしてください。
「おまえらそれでも男か?!」も禁句になってしまいました。
「俺は今からお前らを殴る!」って殴られても困っちゃうぞ。


大学院時代、なぜか「スクールウォーズ」が大流行して、こんな雰囲気で実験してたんですよね。謎。

琥珀中の虫(絶滅種ばかり)

ちょっと前に仕入れた虫入りの琥珀バルト海産)を眺めてました。
面白いですよね琥珀って。4000万年(4000年じゃないよ)前の虫の組織が、すごくよく残っています。
蚊の仲間かな?


複眼まではっきり見えます。


二本の触角が生え、そこに毛足の長い毛がいっぱい生えています。触角の付け根はこぶのようになっています。


拡大するとタツノオトシゴのような顔です。


甲虫もいます。振り返りそうな感じのしぐさ。
腿のムチムチ感が肉感的でよろし。
飛び出した複眼、数珠のような触角。
お前は一体何者?


蜘蛛もいます。でかいダニだったらやだな。
あしもげてるね。もがいたのかな?


アブかな?よくわからん。


もうほとんどが絶滅した昆虫でしょう。遠い子孫はいるかもしれませんけど。
ヘンな虫がいっぱいです。
すべての虫が4000万年前に、ねばねばした樹脂にひょんなことから引っ付いてしまい
「なんじゃこりゃあ?!オレは死にたくないよ」
ってもがきながら死んでいったに違いありません。
ヤマさんみたいに「これから帰る」って電話ボックスの中で死んでいったのもいるかもしれませんけど(なんのこっちゃ)。


琥珀中の虫の撮影の tips としては、とにかく表面を丁寧に磨き上げること、虫に一番近い面から撮影することと、明視野バックライト照明の割合を増やすことだと思います。ただし、完全に明視野では面白くありませんでした。
今回はめんどくさいのでまじめに磨きませんでしたけど。
ちなみに今回のレンズはフォタール 25mm です。
やっぱりいいかげんに磨いた表面では、散乱と屈折によりいい像が得られません。あとで磨きます。