医者と格言

人間ドックで再検査命令が出た(肝血管腫といわれた)ので、行ってみる。


久しぶりの外来患者だ。
前に爆発事故を起こして担ぎ込まれたとき以来だ。


病院というのはいつ来ても好きになれない。
いるだけで病気になりそうな気がする。
居心地が良い様じゃ困るんだけどさ。


5分の触診をするのに3時間半も待たされた。
おいおい、どうなっているんだ。
しかも医者の対応が悪い。偉そう、偉ぶっている。
患者になめられるのが一番悪いとはいうんだけど、
それはちょっと無いだろう、といった感じ。
診察は5分で終わり。
それで8000円取られた。


例の医者はナースにもやけに偉そうにしている。
Dr.の称号はそれほど強いらしい。


理工系だと、博士号はよく「足の裏の米粒」といわれるが、
医薬系はそうではないようだ。
ちなみに「足の裏の米粒」というのは
「取らないと気持ち悪いけれども、取ったからといって食えるものではない」
という意味である。
うまいこと言う人がいるなあ、と、昔から思っている。
ただし、この言葉が使えるのは、博士号を持っている、
つまり、米粒を取ったからといってとても食えた代物ではないということを
身にしみて体感している人が条件です。
でないと説得力に欠けます。


この言葉、誰が言い出したのだろう。
たぶん物理か化学の人間で、落語の好きな人だろう。
過去50年以内だと思うが、調べる手段がないので出典がわからない。


それでちょっと思い出したが、化学でよく使う「ハナリシス」「ベロメーター」は、
この間ちょこっとふれた理化学研究所鈴木梅太郎が出所だそうだ。
ただし、これらの分析の乱用のため、鈴木梅太郎は亡くなる直前
消化器系はひどかったらしい。


よい子は真似しないようにね。