箕を買いに行った

箕(み)を買いに行った。
箕は農具の一つで、脱穀に使ったりするものだ。
最近はもっぱらプラスチック製で、土を運んだりもできる。
お店のどこにあるのかわからなかったので
お店の人に「み、どこにありますか?」と聞いてみた。
お店の人は「は?み?」というだけで、箕がわからない。
「箕ですよ。手箕」と何度もいろいろな人に聞いたが、
誰も箕を知らなかった。
大変疲れた。


日本語はこうやって退化していくのだろう。


カタカナ英語ばっかり覚えるより、日本語を学んでほしい。
日本語で表現できるのに、わざわざなんで英語を使わなければ
ならないのだろう。腹が立つ。
それでいて、カタカナ英語ばっかり使う奴に限って、日本語も
英語もドイツ語もスペイン語もダメなんだよナ。


最近の政策もカタカナ英語が多いな。


近頃、小学校でも英語を教えたり、中学校の授業を英語でしたり、
とにかくおかしな教育が流行している。
英語の前に、まず日本語だろ。
「国際的な」という言葉は、「英語が喋れる」という意味ではない。
そこらへんを勘違いしてる奴が多くて辟易する。
スペイン語圏に行ったら、英語なんか何の役にも立たんぞ。
国際人を育てたかったら、他の文化圏の人とどうつきあうかを
学ばせる方が、役に立つんじゃないのか?
言語はその後の話だ。


石屋でも多いんだよナ。変な英語使う奴。
ヘデン輝石なんてのは、典型例ですね。