徹夜

液クロ(リサイクル型)の流路のなかでサンプルが析出してしまい、
徹夜で直すはめに。
時間を置いてしまったので、結局3ケ所でつまっていた。
日本分析工業のベストセラーだが、この装置をもう10年ぐらい
使っているので、すべての機構が手に取るようにわかる。
典型的な超ヘビーユーザーだろう。
(そのぐらいしないといつまでたっても分離できない)。
いつ結晶化してもおかしくない超過飽和で溶液調製しているもんなあ。
んで、読みを間違えると装置内で結晶化して流れなくなる。


朝になって業者が来て、仰天していた。
「よくここまでバラしますね。」
「こいつと二重収束のマスだけは、基盤以外、全バラしても直せる自信がある」
と豪語してみた。


マスは日立製がバラしやすくていいね。日本電子はもういいや。
液クロは日立製を愛していたが、最近故障が多いな。


車も重量物がなければ全バラするんだが。
もっとも、今の車はコンピュータが多くて、そういうわけにも行かないだろうけど。


後輩のように、フィアット500なら、バラす気になりそう。
んで、結局、動いてる時よりバラしている時のほうが長かったりとかするんだな、たぶん。





上の写真はダンビュライト(6cm)。
先端は透明で、途中が白濁しているのは針状の内包鉱物によります。
写真では白く飛んでしまいました。
この内包物の鉱物種を知ってる人はどうか教えて下され。
大昔、中島が掘った結晶の生き残り*1

*1:中島は富士重工の前身です