三ッ岩岳の Twin
すっかり読むのが遅れたが、Eur. J. Mineral. の論文を読む。
がんばってますね。S 先生*1。
I. Sunagawa, H. Imai, M. Takada, Y. Hoshino, Eur. J. Mineral., 16, 91 (2004).
奈留島のトポグラフィーのデータに、三ッ岩岳の晶癖図を重ねた体裁。
「なぜ三ッ岩岳の twin をトポグラフィーで観察しないか」っていうツッコミはしない。
S 先生の論文の綺麗なスケッチを思い出す。
舟打と荒川の三角黄銅鉱の群晶スケッチとか、感動的な出来だったな*2。
三ッ岩岳の群晶はスケッチするには小さすぎるのかな?
スケッチを忘れた昨今のコレクターを、是非また感動させて下さい*3。
三ッ岩岳で記憶がよみがえったが、夫婦で採集ってのはいいね*4。
場所を問わず、ウチのカミさんは自力でガマは見つけられないクセに、人がガマを開けると横取りしてほじりたがるからなあ。
そこが一番おいしいところなんだってばさ。
「オレにやらせろ。オレに。ヘタにつついて尖端を欠くな。まて、ヤメロ。あああああ」
同行したカミさんにばれないようにこっそりとほじってたりする。
ほじほじほじほじ。
「いやー。なかなかガマ開かないねえ。そっちは?」と言いつつ手元のガマをほじほじ。
ガラガラと大量に大結晶が出てくる崩れガマを開けて、ダンナがざくざく泥ごと掻き出して、カミさんがそれを受け取ってヨロコビながら現品確認ってのがやっぱり理想かなあ。
残念ながらそれが実現したことは一度しかない。
タイミングの問題もあるし、カミさんが喜ぶ鉱物種っていう問題もあるし、二人で行ける場所でそれだけ採れるってのは、なかなか。
妥協案は、ズリの高密度ポイントで二人で掘ることかな。
今年はこれにしよう。
石と同時に夫婦仲も大事にしよう。