コレクター街道まっしぐら


ちょっと前に知人に「山奥のモリブデン鉱山にやっとこさ辿り着いた」という話をしていたら
「そのすぐそばに有名な化石の産地がある。なぜ行かないのか?」
と、半分責められてしまった。
なかなかたどり着けない所なんだそうで*1
だってー。化石って、同定できないんだもん。クリーニングも大変だし。
一粒あれば分析できる鉱物とは勝手が違う。
鉱物学ってのは化学寄りだけど、古生物は生物学寄りだから、手が出ない。
貝に詰まった方解石やオパールなら大丈夫。


某さんはエナメルのきっちり残った「チョー保存の良い」カルカロを採るために、一日大ハンマーを振るったと言っていたが、あの人の破壊力は凄まじい。巨岩をバカバカ割るんだよね。第三紀層とはいえども堅いノジュール。
化石と鉱物、オレには両立できないなあ。
鉱物と貝っていうコレクターもけっこういるなあ*2。T さんも最近タカラガイって言ってるし。
タカラガイ。礁で見ると可愛いけど、煮殺して持ち帰る気にはなれない。食べるなら別。

*1:現場は恐ろしいほどの山奥。ダムを延々と遡って、熊の足跡だらけの泥地を超え、滝だらけの沢を一日遡行する根性のいる産地

*2:有名な方がいらっしゃいましたね