実家までドライブ。

doublet2005-03-30



実家に行ったら、オヤジの友人と、その息子が駆けつけてきた。
その息子というのが、小学校6年なのだが石が好きで、オレの噂を(オレがいないときに)していたらしく、オレが来たというので、あわてて来たものらしい。
彼の同定不能の石を同定、説明。
子供の相手は楽しい。
石の図鑑を見ているのか、かなり珍しい鉱物を知っているのにはびっくり。
オレより知ってるかも*1


前日、トルマリン屋からもらった水の入った水晶(おそらく中国のものだろう)を彼にあげた。
とても喜んでいた。
ずっと手に持って、眺めていた。
実家に転がっている石を多数持たせた。
火山弾とか、化石とか、水晶とか。


お母さんはそれほど教育ママではないものの、やはり息子の勉強時間が足りないと思っているようだ。
お母さんには「友達を作ったり、自分ののめり込めるものを見つけるのも重要な勉強ですので・・・」と、無責任なコメントをしてみる。
お母さんは、オレが息子に「もっと勉強しろ」と喝を入れるものと期待していたふしがある。
残念でした。
勉強が大嫌いだったオレに、そんなこと言えるわけないって。


「石を買うより、石を採りに行く方がずっと楽しい」という話になって、次の機会に一緒に採集に行くことになった。
お母さんに恨まれそうだな。
でも、最後に、「まじめに石を勉強しようと思ったら、物理や化学や英語の力と、地理はそれなりに必要になる」と、母親の喜びそうなコメントを残した。


昼飯を食べて、さらにドライブ。
後輩のところに行って本業の情報収集。
後輩に飯をおごった。
雑談。


さらにドライブして、カミさんの実家におみやげだけ置いて帰ってくる。
こまめにカミさんの実家に行くのは、夫婦円満の秘訣の一つらしい。


義理のお母さんの知人の所有する30万円の水晶玉が本物か偽物か、という話になる。
ここもか。
「本水晶で無傷で曇りもヒビもなくて10cm径のものはそう簡単に手に入らない。かなりの割合が偽物のガラス玉だ。「練り水晶」なんてもっともらしいネーミングにしているだけだ。本物なら紙の上に髪の毛を一本置き、その上に水晶玉を重ねると、ある方向から見るとぼやけて二重に見える」というあたりまえの解説になった。
「しかし、その石に効用があると信じているなら、偽物だとわかるとがっくりするので、偽物だとしても言わない方がよい」と、付け加える。


さらにドライブ。
延々ドライブ。

*1:彼に限らず、石に詳しい子供は多い。ラドラム鉄鉱なんて名前を子供から聞くとびっくりする。5万分の1地質図幅「足尾」説明書でも読んでいるのか?オレはもちろん小滝坑に潜ったことはなく、当然ラドラム鉄鉱は持っていない。