恐怖の Me2SO4

女子学生がMe2SO4を使い、メチル化を試みました。
分液で加水分解したところ、発生するガスのせいで分液漏斗の内圧が上がったために内容物が吹き出し、頭、胸、のどにばっさりかかってしまい、急いでトイレで衣服を脱ぎ、水道水で洗ったそうです。
人からジャージを借りて、その日は5時頃、あわてて帰りました。
大事を取って帰ったのはいいですが、アパートに帰っても何もすることがありません。
洗濯をして、マンガを読んでゴロゴロしていたら、自分の胸やのどがちりちりすることに気づきました。
あれれ、小さいけど水泡ができているなあ、と。
その時点で、声がしわがれていることに気づきました。
それでも、まあ、ほっとけばなおるだろうと考え、夕食を食べ早めにベッドに潜り込みました。


恐怖のシナリオはここから始まります。


2時間ほど眠りましたが、目の痛みのために起きました。
目が痛くて開けていられません。
涙が止まらず、流れっぱなしになりました。
視力もほとんど効かず、徐々に見えなくなり、彼女はパニックになりました。
声はしわがれ、老婆のよう。


あわててシャワーを浴びましたが、後の祭りです。


そこに、心配になった助手さんが訪ねてきました。
助手さんの見たものは、下着姿でシャワーを浴び、パニックを起こしつつも手探りで玄関に出てきた女子学生です。
助手さん、恥ずかしながらも彼女の上半身を石鹸で洗い、あわてて病院に連れて行きました。


経過は良く、一週間ほどで目は完治したそうです。


この話は、フィクションであり、実在の人物とはまったく関係がありません・・・ということにしておいてください。