実施例をでっち上げるのはまずいぞ。請求項で大風呂敷を広げるならともかく。
http://www.asahi.com/science/news/OSK200604270040.html


すげえな、ねど。2年分9000万円か。
おっきい装置を入れて、人を二人雇っても、まだ余るな。
消耗品に一年で1000万円使えるとしたら、なに買おう。
ユニチューブ買って、パスツールピペットを使い捨てにしちゃおう。
そうだ、スナップバイアルも使い捨てにしちゃおう。
オイルバスのオイルを、サラダ油*1からシリコーンオイルにしよう。
アセトンの回収再利用もやめよう。
ポケットマネーの文献取り寄せも公費で落としちゃおう。


・・・書いてて悲しくなった。


しかしまあ、研究ってのも節約しようとすればできるもんだね*2
人件費を考えなければね。
「学生の労賃はタダ」って言ってた某センセの気持ちがやっとわかった。オレは言わないよ。
節約できるところはありったけ節約しても、それなりの実験ができるものだ。


物理屋は昔から「紙と鉛筆」があれば、研究ができるという。化学は実験が命だが、自分で作るのと、ものをきれいにする腕があれば、小額の研究費でも意外と何とかなることを最近知った。


金が仇の世の中だよねえ、ほんと。

*1:テンプラくさい。180度ぐらいまでしか使えない。

*2:旧帝大クラスの大学では、無駄遣いを切り詰めれば研究費を半分ぐらいまで落とすことが可能だろうと思う。「もったいない」と思う気持ちがあれば。