温泉行脚

今日は学生を連れて温泉旅行です。


ある学生の恋愛を成就させるべく、その二人を連れ、それに私の相棒(♂。性格が似ている)を混ぜて、四人で温泉でした。
そのため、今日は完全に案内役と足に徹します。黒子です。


まず、ある川に行ってみました。景観がとても男性的です。
天気もよく、空が広くていい感じです。
次に、蕎麦を食べに小さなお店に連れて行きました。
事前に調査したお店で、蕎麦のあとに蕎麦団子も奢ります。
おいしかったです。女子学生も大満足でした。


そこからちょっと足をのばすと、山間の温泉宿に着きました。
そこに二人を下ろして、邪魔者二人はさらに山奥に行きます。
未舗装道です。相棒は未舗装道は経験が無く、喜んでいます。


未舗装道を延々と走らせると、沢沿いに温泉があります。
温泉宿で、「歓迎 春○部中学校三年○組」という看板が出ています。
しぶすぎるぜ。春○部の中学生。
とりあえず、混浴露天風呂に行きます。
硫黄バクテリアがひらひらしている、ちょっと酸性の温泉らしい温泉でした。
混浴ですよ混浴!夫婦が恥ずかしそうに入ってくるんです。
そっちが恥ずかしそうにすると、こっちも恥ずかしいんですよ。
私は普段、風呂でも眼鏡をかけているんですが、このときばかりは外さないとまずいですよね。
夫婦は結局、その後貸切露天風呂に行きました。
貸切は、塀が異常に高いのですが、何でわざわざそんな眺めの悪い露天に行くんでしょう?


お風呂から上がり、帰ろうとすると、廊下で宿泊客がいっぱい立っていて、部屋にチェックインしているところでした。
70歳ぐらいのじいさんばあさんが、部屋に入っていく横を通り過ぎました。
部屋のドアの張り紙に、「春○部中学校三年○組」とあります。
同窓会ですかそうですか。そうだよなやっぱり。


それにしてもいいお湯でした。もう一度来たくなりました。


時間も経ったので、学生二人を拾いに山から下りてきました。


さて、ここまで来たら、ある場所を見に行かずにはいられません。
温泉の裏に沢があり、この沢に古い鉱山跡があります。
この沢で、大昔に大きな水晶が取れたという報告があります。
地質は花崗岩です。沢の転石を見ると、石英脈がたまに混じってあります。
確かに水晶のありそうな感じがします。
あとで探しに来ましょう。


ちょっと下ると、間欠泉があります。
車を止めて、覗いてみるとちょうど吹き上げました。
この間欠泉、一時間ぐらいの周期のもので、吹き上げる時間はせいぜい20秒。
我々はちょうどベストのタイミングでした(1分も待たなかった)。


名勝を通り、景観に感嘆し(高度感がちょっと怖い)、お土産を買って帰ります。
みんな寝ているので、一人で黙々と運転しました。


さて、当初の目的である学生の恋愛成就が叶ったかどうかについては、ひみつ。