塩素

極めて美麗な緑色を呈する美味な気体。これを吸引することにより、人間は神に近づくことが可能となった。このものの生理活性を見出したある学者が、第一次世界大戦の際に多くの人々にこの悦楽を体験させた。日常生活においても微量に水道水に混入されており、その耽溺性のために多くの中毒者はこの気体を溶存させていない水を飲することを著しく嫌う。