■

仕事場の行事でちょっと出てきました。

前日完全に徹夜だったので温泉でゴロゴロしてようと思ったら、学生さんが「水晶掘りに連れて行ってください」というので、しょうがなく近場の場所に連れて行きました。
そこは、花崗岩の多い場所で、たまーにガマがあいて煙水晶が出てきます。

学生さんを車に乗せ、話をしながら現場に向かいます。
雪だらけで雪中行軍になるかと思ったら、今年はほとんど雪がなく、完全に露頭が露出していました。
学生さんは水晶採集はおろか、花崗岩すら知らない世代です。山にもほとんど行ったことがありません。
５０ｃｍぐらいの大きなツララがぶら下がっているので手渡してやると
「すごいすごい。ツララはじめて見ました！」
です。よほどあったかいところの出身なのでしょう。

少しずつ話をしながら林道を散歩します。
切り通しに露頭が出ています。ところどころ、小さなガマが開いていて、中に水晶と長石の結晶が見えます。
学生さんは水晶がどんな風に出てくるのかを知って、喜んでいます。
ハンマーを渡しますが、満足に取り出すことができません。まあそうだよな。
そのうち、最大５cm程度の水晶が生えているガマに当たり、私がほじほじしました。
ちょっとストレス解消になりました。

近くの知り合いに挨拶して、温泉でゴロゴロして、ラーメンを食べて帰ってきました。
徹夜はもうつらい歳になりました。