就職難で「博士離れ」か 博士課程の定員、初めて減少

http://www.asahi.com/life/update/0526/TKY200705260053.html
受け皿が国研、大学、企業を足しても足りてないっていうのに、「増やせ増やせ」ってのは「国のために滅私奉公しろ」っていうのと同じですよ。
そもそも博士という称号に借金を400万作って三年間ただ働きするのに相当するほどの旨みがあるはずはなく、学問を愛するがゆえにとち狂ってやってしまうものですからね。院進学ってのは。
ハイリスクローリターンなこのキチガイ沙汰の行為を奨励するのは、仕組みを作ってからにして欲しいです。ホントに。


また、ただスタッフの道具として院生を使うんじゃなく、研究の手法論、研究哲学みたいなものを大学側でうまく仕込んでください*1
スタッフに使い捨てにされて、「使えないヤツ」と罵られて自殺してしまった院生を何人か知ってます。
表には出てきませんけどね。ホントにひどい話です*2
まだ労働の対価があるなら劣悪な職場環境でも我慢できますけど。
院生も、スタッフは指導教官であり、かつ自分の共同研究者であるということをもう一度思い起こしてください。
学生がデータを出さなけりゃ研究室は干上がっちゃいますからね。

*1:卒業しても、何を言っても返ってこないコンニャクみたいなのが多いんだから。

*2:遺族は訴訟を考えたほうがいいです。他の学生はそういう事件を身の回りで聞いたら、新聞社にリークしてください。同じ人をまた出してしまう前に。