石ころの写真2

まだ写真を撮ってます。もうちょっと粘ってみました。


最初は hemimorphite@Wandou adit*1.
キャタピラみたいに少しずつ結晶方位がずれた板状結晶が球状集合体を形成します。

亜鉛の含水ケイ酸塩で、ソロシリケートなんですが、この鉱物から簡単にトリメチルシロキシの T8 ができるらしいです。
一回ばらばらになったソロシリケートの4分子脱水縮合なのでしょうか。
こういう、ケイ酸塩を原料としたアルコキシ(シロキシ)シリコーン合成はエネルギー利得が現行法に比べてかなり高いので、そのうちに認められるはずです。たぶん。
ちなみにトリメチルシロキシの T8 って、γ線照射で他の分子の水素ラジカル(水素原子)を引っ張ってきて、かごの中に入れてすごく安定なラジカル内包セスキオキサンができるんだそうです。
水素ラジカルが入った籠は室温でも長い寿命を持ち、溶液にしても大丈夫らしいです。
びっくりですよね。GPCで単離できないかな。


次は yugawaralite です(たぶん)。産地については黙秘権があります。


Japanese triple twinning quartz? (Otome mine)

今ひとつ自信がありません。左のヤツがね・・・


こちらは普通の夫婦水晶。

思い出がある標本です。


最後はもちろんメノウ(玉髄)です。
透過光8割、反射光2割ぐらいのセッティングにしてあります。


もっこりが反り返ってるし・・・


このぐらいの標本が一番好きです。


ハクション大魔王の顔が見えるのは私だけでしょうか。


標本が入っていた箱を奥にしまいこんでしまい、ずーっと探していたのですが、今日やっと発見しました。お待たせしました。

*1:湾洞坑って、英語で書くと W. Ando みたいです。身内ネタですね。