書類書きをしながら、撮影ステージの設計をしてます。
目標は、重さ 10 kg 長さ 20 cm の試料を安定にクランプできて、XYZ 方向にそれぞれ 20 cm 移動可能、最小移動精度 10マイクロです。これだけ重いと粗動のバックラッシュがばかにならないので、粗動XYZの上に微動XYZが載る形になります。
できたら回転ステージを三軸に付けたいのですが、回転ステージは重量物が苦手なので、これは軽量物用アタッチメントにしようかと。
総工費は手持ち資材プラス二十諭吉以内で。
問題は照明なんです。

で、しばらく考えて、隠しておいたユーセントリックのゴニオヘッドなどを眺めて辿り着いた理想のステージは、昔懐かしい四軸の回折計ゴニオと同じじゃないか、という結論に達しました。さすがにそれは予算オーバー。どこかで廃棄になったのを探してみます。
とりあえずは、この間手に入れた XZ ステージに Y方向を足して、その上に今使っている XYZを載せ、回転軸を二つ入れることにしました。
水平方向はニコン PF-4 を使い、垂直方向はやはりマルチフォトのアリ溝にします。
さあいくらかかるんでしょうね(ぞわ)。