一本でもニンジン

carrot quartz


これもロシア産水晶。
ニンジンのような明るいオレンジがキレイ。
花束みたいです。
これ、細いところはポキポキ折れるので、今まで怖くて写真に撮れませんでした。


水晶には様々な色や形のバラエティがあり、これらはすべて結晶の成長時の微妙な条件によって変化します。
氷もまた然り。形の多様性からは、水晶よりも氷のほうがはるかに複雑で美しいでしょう。
たとえ5cmと離れていなくても、わずかな条件の差によりまったく異なった外見の氷の結晶ができます。
これを恣意的にこじつけるのはファンタジー。夢想です。
そこから「結晶っておもしれえな」「結晶ってキレイだな」と感嘆し、「でも、なんで?」と展開するのが自然な発想です。
結晶学は、つまるところその感情を源流にした学問です。