こまかいところまでよくできている

突然ですが、私はタコが好きです。
すし屋ではほぼ毎回頼んでますし、買ってきて食べることもあります。
こんなにうまい頭足類を食べられない人種がいるなんて・・・
spiral


どこが好きかって、この足の先っぽが好きなのです。
黄金比の螺旋を描きながら徐々にスケールダウンしていくこの愉悦。最高です。
食べると小さいのがプチプチ。
やはり、人間は細かく作られているものを愛する傾向があるのでしょう。
箱庭だってそうです。
生まれたての赤ちゃんだって、ちっとも可愛くないのに愛されるじゃないですか。
あれは手を見るとわかるのですが、ものすごく細かいところまできっちり作りこまれているのです。だからです。
乳幼児の小指の関節とか爪とか見ると、「おまえ、田宮模型製じゃね?」ってツッコミたくなります。
まあ、そんな感じでタコの足先が好きなのです。


出先の海で生のタコとかを食べる機会があると、もう狂喜乱舞ですよ。
生ダコの吸盤が口の内側に張り付く感触。素敵♪
大ダコに巻き付かれてそのまま死んでしまいたいです。
深海調査船「へりおす」の引上げ作業では、巨大なミズダコが住み着いていてダイバーがだいぶ危ない思いをしたらしいのですが、大きなイカタコはダイビングのときはヤバイらしいです。
なお、タコは生きているときは粘膜に囲まれ、ヌルヌルです。
これを手で取るのはすごく大変らしいので、普通は洗濯機(←なぜか変換される)にかけてヌメリを取るのだとか。
我々の食卓に上がるタコは、生きたまま洗濯機で回転拷問にかけられ、釜茹でにされた可哀想なヤツなのです。
しかし、うまければそれでよし♪
ヒデヨシ*1だけは私の気持ちを理解してくれることでしょう。