赤い水晶

鉄の酸化物を層状に含み、赤く色づいたタスマニアの水晶です。再掲載。

Red Phantom Quartz. Iron Blow, Mt. Lyell, Tasmania, Australia.
水晶の成長途中に、大量の鉄イオンを含んだ鉱液が供給されて水晶の表面をモコモコした鉄酸化物で被覆し、さらにその上に水晶が成長をはじめたもののようです。
こういうのを山入り水晶と呼びます。
中の山は水晶の形状をしています。
モコモコはなんとなく気持ちのいい感じではなく、例えて言うなら日野日出志の書くイボイボのような・・・

（メモ）Olympus Zuiko MC Macro 38mm F3.5 を像劣化を承知で f = 11 まで絞る。ライティングは水平ちょっと下側から三方向。どうしても中のインクルージョンがシャープに写らないのは水晶の表面の荒れ方によるものらしい。 白いツブツブは水晶の中のインクルージョン由来がほとんど。表面の埃も。