そろった

水晶の中の包有物@中国
three phase inclusion
気体と、液体(水)と、黒い固体が入っています。
固体は雲母の破片のようにヒラヒラして、水の中をゆっくり沈んでゆきます。
ピッチのように有機非晶質なのか、それとも雲母のようなフィロケイ酸塩なのか、知りたいです。


物質の三態が揃った、小さな箱庭です。
おそらくこの水晶を育てた熱水は、真っ黒でドロドロに近い状態だったのでしょう。


この写真は4倍マクロで拡大してもあまり意味が無いのですが、最近の石の写真は、Flickr のページからさらに大きなサイズで見ることができます。
写真をクリックすると Flickr のページに飛びます。
写真の真上に All Sizes という虫眼鏡のボタンがあるので、そこをクリックすると写真サイズが選べます。
オリジナルは 2048 x 1371 ピクセルです。
レンズの描写に興味がある人は、大きなサイズの写真でチェックしてください。


ちなみにこの写真のレンズは Zuiko Macro 38mm です。
Macro Nikkor 35mm の出番は、こいつにだんだん取られつつあります。


水晶を立てると、こんな感じで泡と黒い鉱物が動きます。
three phase inclusion 2


この種のインクルージョンを写真に撮ろうとすると、水晶表面の凸凹に像が乱されます。
本気で狙うなら表面研磨しないとダメなのでしょう。
こちらは Macro Nikkor 35mm です。