山のバイオリン
ちょっと伸びすぎてます。
コゴミの良いところは、良い山菜の条件である
- 癖がそれほどなく、食べ飽きない
- 一ヶ所で大量に採取可能である
- いくら採っても、次の年にまた生える
- 下ごしらえ(後処理)が簡単である
をすべて満たしています。
四番目を満たすシダは少ないのです。
欠点といえば、あっさりしすぎて味が物足りないのと、茹でると鮮やかな緑が抜けちゃうぐらいです。
ゼンマイの胞子葉はまずいです。
そもそもゼンマイは手間がかかりすぎます。
「日本希元素鉱物」にゼンマイ採りの話が出ていましたね。
この種のシダの若芽を英語では fiddlehead というらしいです。
fiddle は民俗音楽でのバイオリンのことで、バイオリンのペグの先のクルクルを例えたものでしょう。