ブギ
朝から Walter Trout。
手癖とノリとツッコミだけでこなしてしまうブルース・ギタリストなんですけど、これはこれでよし。
「売れなくてもオレはブルースを弾く!」、いいじゃないですか。
「売れないから」「評価されないから」という理由で志を歪曲させるような人ではないんです。
ブルースペンタトニックを覚えたての高校生が、深くディストーションをかけてノリで弾きまくってしまうのがこういうギター。
それはギター小僧にとっては、忘れることのできない収穫のヨロコビ。
そう、シャッフルには人をウキウキさせる力があるんです。
理屈じゃない。
オリジナルは Elmore James の有名曲で、Freddie King や ZZ も演ってました。
イントロの強烈な三連はブルースのスタンダードといってもいいくらい、皆に愛されています。
しかし、ここまでバカっぽく弾けるのは WT だけです。
- アーティスト: WALTER TROUT BAND
- 出版社/メーカー: MASCO
- 発売日: 1993/03/01
- メディア: CD
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私は音楽のシーンから完全に取り残されてしまったのですが、経年劣化に伴いちょこっとずつ嗜好が変わりつつあります。
例えば、ディッキー・ベッツの上のソロでも、「スライドバーはスチールよりガラスの方がいいなあ」と思うようになりました。
高校生の私は「スチールに限る」だったのです。
そのぐらい変わりました。