以前の写真を見ると、いかにがさつに、レンズの正しい使用法を知らずに撮っていたかがよくわかります。
同じ被写体を撮り比べるとその差は歴然。
実効絞りから回折限界をあらかた予想付け、それが写真の解像力いっぱいになるように絞り優先でシャッターを切る、というのが1年かけてやっと身に付きました。
おせえよ、オレ。
一年、チマチマ毎日撮影台を組み、レンズを磨き、ヘタクソと言われつつもやってきたのは、少しずつですが蓄積になっているのか、な?
きっと来年の私も、「去年の写真は見るに堪えない」とか思うのでしょう。
来年に期待。


最初から効率のいいやり方なんて存在しません。
しかし、本は読んでおくべきです。
先人の苦労の轍を、わざわざ自分もなぞる必要はありません。
「接写テクニック」。この本は読むべきです。


しかしフレーミングのセンスの無さはどうしようもない、と。
でもね、でもね。ナショナルジオグラフィック誌の高倍率マクロを見ても、やっぱりちょっとフレーミングが甘いかなって思いますよ。
やっぱりマクロってのはある程度、図鑑写真から逃れられないんですよ、やはり。
シャッターチャンスを捕らえる努力の差はいかんともしがたいのですけど。


マクロはともかく、やっぱりナショジオはすごいです。1枚撮るのに平気で現地で一週間粘りますからね。
「なんでこんな写真が撮れるのよ!」って驚愕します。ホントにやる気をなくします。
ほら、例えばエディのライトハンドを聴くと「よし、オレも練習しよう!」って思うじゃないですか。
でも、ベック大先生のギターを聴くと「こりゃかなわん。やめよう」って考えますよね。
あれと同じ気分をナショジオでは存分に味わえるのです。
マクロは、「ライフ」の昔の記事はすごいと思いますね。
リンホフにルミナーのセットかな、とか想像して、昔のライフを読んでます。