ニコノス-I

ニコノス-I をオヤジからもらってきたという話は前に書きましたが、フィルム巻き上げのクランクロッドが折れていて、使えない状況にあります。
ニコンにはもはやそのような部品はありません(1960年代前半のカメラですからね)。
なんとか直して、オヤジに使わせてあげたいのはやまやまなんですが、カメラの機構の中ではかなり大事な部品なので、手が出ません。
カリプソニコノス-I の浸水ジャンク品の安いのを探して、部品移植するしか手がないのかしら。


電池のないカメラって、大変潔くてよろしいですね。露出あわせる自信ないですけど。
自動露出+その場で写りを確認できるデジタルカメラに慣れてしまった私には、ちょっとハードルが高くもあり、懐かしくもある古道具です。
私もけっこうこのカメラ使いました。


古道具といえば、西田光学 S-Wester 7.5cm F3.5 なんてレンズをもらいました。
これ、面の反射とRの深さから、「テッサーかな」と思っていたんですが、よく見るとトリプレットみたいですね。
1950年代はじめのレンズのようです。
三枚玉とバカにすることなかれ。あの Zeiss Luminar 40mm, 63mm だって三枚玉ですぞ。Mikrotar 45mm もそうです。
まあしかし、写りはやはりあまりよくないんだそうで(笑)。
現物を見る限り、お世辞にも作りがいいとは言えないのです。
デジタルってのは簡単に強拡大できちゃうので、ピクセルまですぐ見れちゃうのがよくない。
拡大オタクに陥りやすいんですね。私も含めて。
レンズの解像力と写真のできばえってのは別な話ですし。
二枚玉(ダブレット)ってのはなかなか写真レンズでは相当古いものしかないですね。
ベス単は二枚玉ですが。張り合わせてあるんで単レンズ扱いしちゃう人がいますが、ダブレットでしょう。