リチウム資源開発の代償

http://www.dailymail.co.uk/home/moslive/article-1166387/In-search-Lithium-The-battle-3rd-element.html


おー。ウユニ塩湖、いいなあ。絵になるなぁ。行ってみたいっす。
じゃなくって、
新しく韓国鉱物資源公社がボリビアでのリチウム資源の共同開発をするために、ボリビア国営鉱業公社と契約を結んだようです。
電池材料としては替えのないリチウムですが、供給に難があります。現在生産量トップはチリ、次いでアルゼンチンと中国ですが、いずれも安定供給とは言い難く、特に中国は今後売り渋るでしょう。
で、確認できる鉱床としては世界一の埋蔵量を持つウユニ塩湖に目を付けた、ということです。
ただし、ボリビアでの開発は利権が絡み合ってめんどくさいので、とりあえず共同開発ってレールを敷いた、と。
で、アタカマ塩湖でやりまくった環境破壊をもう一度やるんじゃないか、と皆が危惧しています。
「自分らさえよければ後は知らんけんね」って感じの大国大企業の開発は、札でチリ国民のホッペタを叩き、精製後の廃棄物は現地に垂れ流してひどい環境汚染。これがいまの「エコロジー社会」の裏の現状です。
誰が鉱業権をどのくらいの配分で有し、どこまで技術を移し、どの段階までボリビアでやるか、その後の処理はどうなるのか(誰がいつまでやるか)。
このへんの着地点を、皆で探し求めています。
ボリビアも貧乏な国なんだそうです。京子さんが以前、小さな頃からずーっとスズの鉱山の坑道内で働いている薄幸の美少女の話をしていました。


電気自動車などの高性能電池開発にはリチウム電極材は必須なんです。
しかし、それが途上国の環境破壊に結びつくようでは本末転倒。
ほんと、エゴだよなぁ。エゴロジー
あ、およその携帯電話やノートPCの電池にはリチウムを使ってます。私のもそうよ。あなたのもそうでしょ?