Andradite(灰鉄ざくろ石)
和賀仙人鉱山産。新遠平鉱床の露頭に転がってますが、小さいので見向きもされないようです。
くすんだ茶色−黄色系で、羊羹みたいでかわいいんですね。
下は赤鉄鉱のダマがあって、間を繊維状の角閃石が埋めています。
ここは、スカルンと熱水と両方あって、成因は難しいです。
クリーニングが足らないなあ。クレンザーでゴシゴシしよう。
Macro Nikkor 65mm F4.5 (ap. = 2)/Multiphot/D3, CZM 16枚積み。送りは 0.25mm。
ちょっくら場所がずれると、灰礬ざくろ石が出てきます。
これは無色透明のものです。これはこれでかわいいんですが、何しろ小さくて、歩いていても気が付きません。
鉄を含まないので、色が付かないんですね。
およそ私の家の標本はそんな感じで、みすぼらしいものしかありません。
気合を入れて写真を撮って、それでカバーするってことでお願いします。
あえて写真の倍率や結晶サイズを書かないのは、夢を壊したくないからです。
科学写真はそれじゃいけないんですけれども。
たぶん私が死んでも誰も引き取り手がなくて、捨てられちゃうものばかり。