変態レンズの定義
また、「変態レンズ」の検索で来ている人がいるよ。
わかった。オレがここではっきりと「変態レンズ」の定義をしてやるッ。
以下の要件をすべて満たすレンズが「変態レンズ」であると定義する。
- 本質的に撮影もしくは複写用途の光学系であり、レンズ単体での結像を前提とする
- バヨネットマウント等、フランジバックを考慮したカメラマウントを持たない(基本的にはネジマウント)
- ネジマウントはひねくれた中途半端なサイズで、そう簡単にはアダプターで変換できないのが望ましい。ただしこれは必要条件ではない
- ピントフォーカス機構を持たない。
- 当然、撮影にはベローズもしくは別のヘリコイドを必要とする
- 何らかの特殊な撮影用途に特化した光学設計がなされている。
- したがって無限遠から近接まで良好な像を結ぶなどまずありえん
- この想定設計条件が一般的な撮影条件下から離れるほど、変態度が増すものとする
ベローズニッコールは Fマウントなので非変態。メディカルニッコールも同様。
ウルトラマイクロニッコールはド変態。
エルニッコールはプチ変態。アポニッコールはより変態度高し。
マクロニッコールは長い2本は並の変態。短い2本はかなり変態。
顕微鏡対物レンズは本質的には観察用なので一番目の要件を満たさない。ただしベローズに付けて撮影しようと試みる者は変態。
望遠鏡はフォーカス機構があるので非変態
大判用バレルレンズ、ボード用レンズ、Cマウントレンズは最後の要件を満たさない
変態度番付