合成蛍石

天然物を顕微鏡対物レンズに使うのは1800年代末からあるのですが、人工物は1949年、D. C. Stockbarger によって太さ5cmが作られています。
方法は、いわゆるブリッジマン・ストックバーガー法です。
これを日本人技術者が試行し、研磨法を身に付け、UMN に使ったのだと思います。


天然物の蛍石で、無色透明の1cm超えの結晶でインクルージョンがないものは、鉱物標本としてもめったにないからです。
今だと、ダリネゴルスク(シベリア)とかですかね。