蒼鉛

bismuth3


bismuth


bismuth2


このアングルで外形出し、この面の出しで、無影か灰地に白スポットでGo。


人間は他の生物を擬人化したり、他人の肖像に感情移入することができます。
こころの平穏化を欲することが原因だと思うのですが。
なので、人物写真では比較的容易に写真に語らせることができます。
ところが、無機質な(有機でもいいのですが)結晶からは、感情を読み取ることができません。
しかし、結晶成長について理解が深いと、成長時の様子を思い描くことができるようになるでしょう。
ただし、訓練が必要ですけれど。


理解の深くない人は自然の造形美に思いを馳せることができ、いろいろな分野の通は、それぞれの分野の視点からその被写体についての情報が拾い出せ、新しい解釈ができる、これが理想的な「図鑑写真」です。
逆に「感情移入」なんて薄っぺらいヒューマニズムを狙ってはいけません。
理解の邪魔になり、撮影者のくどい思惑が鼻につきます。


撮影者の知識の深さと理解の程度がでちゃうので、逆に怖いです。