針鉄鉱を含む紫水晶

Rio Grande do Sul, Brazil の紫水晶です。
ここのは一個千円ぐらいで握りこぶし大の紫水晶が買えます。
どこの観光地にでも売っている、よくある産地のよくある標本です。


紫水晶の色は鉄イオンの電荷移動の色で、鉄イオンの多い熱水などから生成する場合がしばしば見られますが、時に含鉄鉱物を水晶の中に含むことがあります。
針鉄鉱 (goethite, FeO(OH))を含むケースが多く、いかにも斜方晶っぽい長薄板状結晶が集合した、箒のような集合体がよく見られます。
大きい針鉄鉱の結晶は、水晶と針鉄鉱の結晶の間にわずかな空気ギャップを生じるようで、ここで光が干渉して七色に光って見えます。
ame


フル解像度で見ると、針鉄鉱の上に青黒い玉のような鉱物がちらほらと・・・。
なんでしょうか?