イオウゴケ

写真はイオウゴケ Cladonia theiophila です。
鉱山のズリの上など、強酸性の土壌に好んで生息する、ヘンな地衣類です。
去年の夏に、紹介したことがありました。あれです。
http://d.hatena.ne.jp/doublet/20060828#p2
なんでイオウゴケを被写体に選んだのかといいますと、こいつは鉱山の荒地に生える地衣類で、採集してもお咎めがありませんし、乾燥しても見た目が変わらないのです。希硫酸さえ与えておけば生きてますし。


EL-Nikkor 75mm F4 (f = 32)。

子器の赤がきれいですよね。
ちなみに一番大きな子器が径2mmぐらいです。


もうちょっと拡大したのはこちら。
EL-Nikkor 50mm F4 (f = 16)。

右側に蜘蛛の糸が一本たなびいているのですが、わかりますか?


こいつも私と同じで、鉱山跡に住み着く偏屈な変わり者なんですよね。
なんか親近感が湧くんです。