ナイフみたいに尖っては 触るもの皆傷つけた♪

先月作った化合物の結晶です。もちろん新規物質なので、世界初公開。



Olympus OM-System Zuiko MC Macro 38mm F3.5 (f = 11)/D80
撮影倍率は4倍くらいです。
左にある糸くずはキムワイプの繊維です。
四倍の拡大率って、けっこうあるんですよ。


成長速度を早くすると、001 と 00-1 だけはよく育つのですが、それ以外の面の育ちがすごくいいかげんになり、ダンビラのような結晶になります。
もうちょっと成長速度を遅くすると、菱形の板状晶になります。
単斜晶系、空間群は P21/c です。


さて、この結晶について、Zuiko Macro 38 mm と Macro Nikkor 35mm と Tominon 35mm を比較していました。
開放に近く開けたときの解像度は Macro Nikkor がベストでした。
ですが、ちょっと絞ると、Zuiko Macro の方がコントラストが高いんですよね。どうやっても。
立体物を開放で撮るというのは、この焦点距離ではまずありえないので絞るのですが、絞ったら Zuiko の方が上という結果を得ました。
周辺減光は3本ともほとんど見られませんでした。
色の出は、Tominon が少し青っぽいかな、という感じでした。


というわけで、Zuiko MC Macro 38mm (RMS マウント)はいいレンズです。
ちなみに、設計は逆クセノターです。
2万円ぐらいで買えるレンズです。
ベローズに載せて一眼レフで撮るなら、三男坊よりいいかもしれません。
しかし、弁護するわけではありませんが、三男坊はシノゴのレンズです。
フォーマットが大きければ三男坊を使うより無いでしょう。
ベローズをベロベロ伸ばして、設計基準倍率まで持っていったら、きっと三男坊の勝ちですよ。そう信じたいです。