追いかけてヨコハマ あの人が逃げる♪

写真を届けに、滝の茶屋まで行ってきました。
オヤジさんは「すげー。いいんがあるんだなあ」って見るなり一言。
私は「実はそれ、幅1mm長さ2mmぐらいしかありませんが、何か?」とフォローすると、写真の腕をほめられました。
写真をほめられるのは嬉しいものです。
私、今までほとんど写真をほめられたことがないのです。
「写ればいい」としか考えてなかった(実は今でもそう)ので、「ただ写っている」以上のところまでたどり着けないのです。
デジタル一眼レフ入門機を買ってそろそろ1年経ちます。
接写ばかりですが、接写というのはホントに難しいです。
メッセージを込めづらいのです。
科学写真になっちゃうんだよねえ。
まあ、必要最低限写ってればいいや、ということで。


茶屋では、甘酒貰って足湯につかって、のんびり昼寝して過ごしました。


さて、ここからが本番です。実働数時間しかありませんけど。
車で移動し、伝説のような産地情報(といえるほどはっきりしたものではない)をもとに野を超え山を超え、滝を登り木にしがみつき、ぐるぐる周ること数時間。
ちっとも採集目的物の兆候は見られません。
崖から落ちて肋骨をしたたか打ちつけ、転がったり。
しばらく探したものの手ごたえの無さにうんざりして、引き返す準備をしようと転石に腰掛けると、石の一部に白い斑点が付いています。
あ、これがそうかな、と思って石をひっくり返すと、まさしくその通りでした。
ちょうど晶洞の部分が裏側に出ていて、目的の鉱物の結晶がちらほら。
しかし露出が悪く、もとの露頭を確定するのはほぼ不可能のようです。
そんなたいしたものでもありませんしね。


まあ、あったからいいや、ということで帰り支度。


箱根の坂は、駅伝の練習の人が何人も走りこんでました。
正月の駅伝に向けて、気合を入れて仕上げているのだと思います。
こんな地道な努力をしているとは思いませんでした。
がんばってね。


ラーメン食べて、昼寝して帰ってきました。
やっぱり採集は楽しいです。
車にはベッドマットを入れましょう。