エーテル

反応溶媒でエーテルを使ったのですが、試薬を滴下終了後、ずっと自発的な発熱による還流が止まりません。
あれれれれ、おかしいな。塩の出方からして反応は素早いはずなのに・・・


よくわからなくてガスクロでも見てみたんですが、やはり反応はすでに終了していて、原料無し。


ちょっと考えてやっとわかったんですが、希土類磁石を使った磁力の強いマグネチックスターラーで固形分の多い混合物を強攪拌していると、攪拌の摩擦熱でエーテルが沸騰するみたいです。


こりゃ、一本取られたな。


逆に、エーテルで還流する長時間反応だったら、外部からの加熱が必要なくて便利かも。
これを展開すると、効率的にスターラーの運動エネルギーを熱エネルギーに変換させる便利な攪拌子ができるかも?できるか?