紅水晶

Rose quartz crystals@Vama, Konar Province, Afghanistan
Rose quartz crystals


ピンク色の石英をバラ石英(rose quartz)と言います。
ペグマタイトや古い堆積岩に入り込んだ石英脈にはしばしば見いだされ、ブラジルやマダガスカルなどからは何トンもの塊で出てきます。
福島の石川などでも、ペグマタイトの中心部近くから大塊が出てきました。
ところが、なかなか自形の結晶が見つからず、合戸にも少し結晶面があるものが見いだされるものの、きちんとした六角の結晶をしたローズクォーツはあまりありません。
六角柱状で出回っている置物は、ほぼすべてが塊状のものを研磨したものです。


これは最近流通したアフガニスタンのものなのですが、ピンク色透明でとてもきれいです。
はっきりした結晶なのですが、うまく写真に撮れません。


ピンク色の原因は、含有されるチタンに由来するという話なのですが、はっきりしたメカニズムはわかっていません。


なんかですね、パワーストーンの業界では、ローズクォーツは恋愛運を増す石らしいんですよ。
じゃあ、こよなく岩手のローズクォーツを愛した新渡戸稲造や石川のYさんが大モテだったかというとそんなことはなく、結局は何の根拠も無いガセなのです。
そうでなければ、私がモテ男になってもいいわけですからね。