硝子的仮面と湾岸深夜かてくる


→かてきた。
今回は話が進みましたねー。
ガラスの仮面、一冊読むのは30分かかりませんが、次巻が出るのは数年かかります。
ひっぱるひっぱる。ありえないっす。


ガラスの仮面を支えてきたのは、読者の熱意。
すべてを捨てて演劇に打ち込んだマヤに対し、高度成長期を乗り切った読者が自分の姿を彼女に投影し、「明日は今日よりいい日が来る」と信じて読み続けたのです。
「すべてを捨てれば、人間は一芸のみに秀でることができる。オレもやらなくちゃ」と。


巻が進み、美内すずえの筆が重くなり、時代は安定成長から転じてバブル崩壊、便利でしらけた時代と先の見えぬどん底の不況に足をツッコミはじめました。
今、現実社会にマヤが出てくれば、「空気嫁」と総スカンを喰らうことでしょうよ。
私が死ぬまでに完結させてほしいものです。
いいから、はやく真澄とマヤをくっつけろよ、と言いたいんですね。