スカでもルンルン、スカルンルン

朝から新規開拓。
まずは女牛鉱山。
以前、金を掘った山で、石英脈に含まれる金と灰重石を狙った小さな小さな鉱山。
が、鉱山跡が見つからない。石英片はちらほら。
地元に訊いてもよくわからない。ぐるぐる歩き回ったが、まったく掘り跡が見つからない。
敗退。


次は、遠野市(旧宮守町)の白石。
やはりこちらもタングステン鉱山で、スカルン性。
道路真横に営林用林道を切り開いていて、スカルンの鉱物がいっぱい落ちている。
いわゆる緑色スカルン岩のようなもの。
緑簾石、グロシュラーあたりはよく見える。
しかしこちらも掘り跡がよくわからず、しょうがないので林道に落ちている鉱物を拾ってみる。
大理石はこのあたりはいっぱいある。どこを切り開いても出てくる。


きつね!
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にげられた。
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住田の、松森鉱山まで足を伸ばす。
ここはかつて研磨剤用のアンドラダイトを掘ったところで、何ヶ所も掘り跡が知られているが、一番大々的に採掘したところに出向く。
地元の人と談笑し、「昔はガーネットを掘ったんだよー」と、女の子二人に、そこらに転がっている鉱石鉱物を割り、渡したらすごく喜んでもらえた。


鉱山跡は道からちょっと離れ、大きく崩れたところ。
露天で掘り、最後は坑道で押したらしい。
露天掘り跡は、コゴミが大量に生えているので、せっせと採らせてもらう。
コゴミなんてただの雑草です。偉い人にはそれがわからんのですよ。


たいしたものもないのだけれど、坑道にはコウモリがいっぱいぶら下がっていた。
落盤の危険が多分にあるようなところ。あと10年で坑口は埋没するだろうか。
コウモリだけが知っている。
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