きっと君は来ない
サンタ・クロースは私のところにクリスマスプレゼントを持ってきてはくれませんでした。
まあ、クリスチャンじゃないからいいけど。
でもさ、サンタ・クロースとキリストは接点が無いわけでしょ。
生後間もないキリストに三人の賢者が贈りものをしたという言い伝えを基にした風習だから。
それは近いけど別の話ですよ。
Ultra Micro Nikkor 29.5/1.2e、靴下に入れて欲しかったです。
Luminar 16mm でもいいです。どうせならセットがいいな。
Macro Nikkor 19mm も付けて♪
知人の話では、子供二人(上は小学校5年生)がまだサンタ・クロースの存在を信じているという話でした。
サンタ・クロースが全世界のよい子にクリスマスプレゼントを配るという虚構を小学校高学年の生徒が見抜くのは、それほど困難ではありません。
数十兆円以上に及ぶ経費、莫大な人件費をどこの財源が捻出するのか、延べ何人のサンタクロースがどういうビザでやってきて、危険な労働に対する保険や起こるであろう労働災害にどう対処しているのか、矛盾だらけじゃないですか。
「いい子にプレゼントをくれる」って言いますが、その閾値は一体どこにあるのか、と。
昨今の疑り深い子供が、世知辛い世の中に言い伝わる論理的に破綻した慈善事業の存在を信じますかね?
子供がそういう発想に至らないのは「プレゼントを持ってきてくれる」という物欲に目が眩んでいるのと、「お父さんお母さんがそういっているから」という両親に対する絶対の信頼感なのでしょう。
後者は反抗期突入によって消失するのですが、前者はやや危険です。
自分に都合の良いものを検証もせずに盲目的に信じるというパターンは、悪徳商法に騙される手口となんら変わりありません。
違うところは、クリスマスプレゼントを受け取るにはリスクが無い点のみです。
子供はすべての世代から比較して、「欲の塊」といえるでしょう。だから情報操作されてしまうのです。
サンタ・クロースの存在を信じ、「夢見がちな子供」になって欲しいと願うのは大人の希望です。
その後、その虚構を暴き、検証し、かつそれを取り巻く人間模様や親の期待を汲み取れるようになってくれるのが最良でしょう。
また、サンタ・クロースによるクリスマスプレゼントの虚構の体系は、友人などの横のつながりの人間関係による情報漏洩によって瓦解します。
サンタ・クロースの存在をいつまでも信じている子供は、横つながりの人間関係が薄いか、情報収集能力に問題がある可能性があります。
いつまでも信じている子供は、まったく信じていない憎たらしい子供より赤信号なのかも。
姪がまだ小さかったときにやはりサンタ・クロースの存在について問われたことがありました。
私は「北欧にはサンタ・クロース養成所があるらしいぞ」と言いました。ほんとらしいですよ。
やっぱりサンタ・クロースを信じている子供は憎めないです。叔父さんから見るとね。