写真

doublet2005-05-06

今日の写真は文の都合上からトルマリンにしてみた。Feruvite@ナバガサコ。
550 m 坑で、20年ぐらい前に採ったもの。
エメリーの隙間に、margarite, chlorite, magnetite と共に結晶化している。
Schorl と累帯構造をなす。結晶の径は 6 mm。
正三角形の面は底面 c。石川山の schorl にはあまり見られない面だ。


もちろん「マイナスイオン」にはなんの関与もしないし、健康に良いはずが無い。
摩擦や加熱により静電気を帯びるかもしれんが。


「ナバガサコ」という地名は、とても発音しづらい。ついつい「ながばさこ」になってしまうのだ。オレだけかな?
「なば」というのは、この地方の方言で椎茸のこと。「ナバガサコ」は「椎茸の多い谷間」という意味らしい*1
宮崎ー大分県境は現在でも全国トップの椎茸生産量を誇っている。


木浦は非常に歴史が古い鉱山集落だ。
一説には700年代からとも言われている。
しかし、霊視で鉱山の歴史を探るのはやり過ぎだと思うぞ。おかみさんよ。

*1:漢字では「茸ヶ迫」と書く。難読鉱物産地のひとつだろう。