望遠マクロレンズ - doublet’s diary

引伸日光流二十一糎砲が到着。
すごく状態が良いのにびっくり。
50mm 玉なんかですと、暗室で引き伸ばし機に付けっぱなしにしているのか、カビだらけなのもあるのですが、このレンズは見たところ傷もへこみもありませんでした。キャップ付きで満足*1。
しかし、でかいっす。

EL Nikkor 210mm F5.6（旧タイプ）
焦点距離 210mm、最小絞り f/45、レンズ構成オルソメター４群６枚、基準倍率４倍、画角 54°。
色収差補正波長域 380-700 nm、画面サイズ 270φ、原稿サイズ 150x210mm(5x7inch)、重量 600g。
全長 77mm、最大径 82mm、前マウント 72mmφx P1mm、アタッチメントサイズ 68mmφxP0.75mm。
後マウント 72mmφx P1mm、座金外形 98mm。

基準倍率におけるフランジ面から焦点までの長さが 19cm。

とりあえず、マウント探しの旅に出ましょう。

正直、アポニッコールと長いエルニッコールには手を付ける予定はなかったのです。
長いエルは暗いし重いし、繰り出しは長いし、イメージサークルを稼ぐが故に中心の画質は通常の望遠レンズより劣るでしょうし。
状態のよさそうなのが非常に安かったから落札した、ただそれだけなのです。
それだけですってば。

電子湾を泳ぐと、このようなものを発見。
http://cgi.ebay.com.my/EL-Nikkor-210mm-f5-6-Enlarging-Lens-for-5-x7-Negatives_W0QQitemZ170211276739QQihZ007QQcategoryZ29986QQcmdZViewItem
え！ C$575? 今のレートで 4.4諭吉？！
そんなに高額でも買う人いるの？

CZJ Tessar 300/4.5（M42 マウント）の玉を外し、ヘリコイド付き鏡筒にハメハメして試写。
およそこれで基準倍率付近です。絞り開放。

↑漢の握り飯。湯気がうまく出ませんが、これは写真の腕によるものでしょう。