10月号、お手伝いしました。 橋本さんと古田さんと浅野さんが家に遊びに来て、みんなでプルシアンブルーを豚のレバーから作ってた話です。 http://www.nikkei-science.com/page/magazine/201710.html おもしろいので、ご興味のある方はぜひどうぞ。
日本の古典赤色四大染料の一つ、蘇芳(スオウ)です。 木の芯材に、ブラジリンを含みます。 チップばっかり売っているんですが、丸太を一個インドネシアから買ってみました。
終戦記念日も近づいてきたので、戦時中の「国防色」のシャツを作ってました。 んで、染め上ってそれを着てて気づいたんですが、国防色のシャツ、汗かくと色が淡色化するんです。 また洗濯すると戻るんですが。 どうも、pH 呈色のようですね。こりゃ、お世辞…
咲いた咲いた。でかい! 普通のツユクサと並べてツーショット。 アオバナの花弁が三枚に見えるのは、次の花が咲き始めてるからです。
タマネギの皮には、クェルセチンというフラボノイドが多量に含まれていて、これは昔からペルシアで染め物に使われていました。日本では、1900年代初めぐらいから軍用衣類の染色に用いられ、大戦末期は民間でもいたるところに使われました。 いわゆる「国…
Doracaena doraco もしくは D. cinnabari というドラセナの一種には、赤い樹液をもつものがあり、これを「竜血(麒麟血)」といい、それを乾燥して固めた樹脂を家具や楽器などの塗装に用います。 シナバリのほうはワシントン条約に引っかかる貴重種らしいん…
いちばん手間がかかる、紅花の紅(カルタミン)の単離をしてました。 これ、難しいですね。
出張ついでに、草津で青花紙を作るところを見せてもらおうと思ったんですが、問い合わせてみたら現在は草津で青花紙を作っている農家は一件のみ(数年前は三件あった)になってしまい、今年は注文対応もすみ、7月頭には青花紙を作るのは終了してしまったと…
表題案件の調べものをしています。もちろん、瀬戸のものです。 瀬戸市史陶磁史編3、70−71Pにちょこっと記述があります。 http://www.city.seto.aichi.jp/docs/2010111001144/ 呉須(絵薬) 呉須というのは染付焼に用いる青料(絵具)のことで、マンガ…
雑誌月刊「現代化学」(東京化学同人)のほう 現代化学「結晶美術館」連載は、5年目に入りました。 しばらく子育てで忙しく、写真を撮ってなかったので、新しい写真を撮らないとあかんですね。
しばらく放置してしまいましたよ。 どうも最近、てんやわんやで忙しくて・・。 ごめんなさい。 ゆっくりと書いていきますん。
ヌルデの虫こぶ、五倍子を見つけたので、写真撮ってました。 50% 近い多量のタンニンを含み、熱水で加水分解させたのち、鉄と反応させて黒い染料の原料に使われてました。 中にいっぱい虫が入ってます。
あ、画角が違う・・・
岡山の山間の吹屋まで、ベンガラづくりを見に行ってきました。 ここは、江戸期(おそらく1700年代前半)に、緑礬からのベンガラ生産をしていたのです。 その頃はとても儲かったんですが、現在は生産はやめてしまって、今は町おこしのために観光客を呼び…
台風一過
すいません、バタバタしてて一ヶ月も日記を放置してしまいました。 あいかわらず子育てしつつ仕事してます。
おおおお!すごいすごい!
様々な媒染剤を使って、正絹縮緬を染めてみました。 詳細はまたあとで。 今度、ネクタイ生地を染めて、それでネクタイを作ってみよう。 すごく濃く染めたアルミと、銅と、鉄かなー。
メモメモ。 http://www.esnet.ed.jp/center/kenkyu/uploads/h18/h18_22-02.pdf http://www.chriscooksey.demon.co.uk/lichen/orcein.htm http://lichenjapan.jp/?page_id=634 http://ameblo.jp/yomogiko-bo/entry-11540238063.html
某所の露頭にいっぱいあるセラドナイトを使って、顔料用緑土(green earth(英), terre verte(仏))を作ってみます。
伊勢志摩の海女がかつて手拭いを染めたという、イボニシ (Thais clavigera (Küster, 1858))の貝紫染めをしてみます。 反応式をおさらいすると、こうです。この反応には必ず光と酸素が必要です。 まず、海岸にいっぱいいるイボニシを採ります。 他の貝、特に…
夏休みで、こども達がやってきたので、藍の叩き染めとバット染色を教えてました。 まず布を切ります。綿よりも絹(シルク)が良く染まります。 綿よりも絹の繊維の方が、藍の色素分子とより強く相互作用する(くっ付き合う)ためです。 タデアイの葉を摘みま…
反応式で書くと、こうです。 チリアンパープルの生成によく似ています。 ここでも、生体の中に分解酵素が仕込まれていて、それを傷付けると動作開始になります。 タデアイの場合は、細胞内の別々のところに仕込まれていて、葉をつぶすとそれが混ざり合って動…
植物染料の王者、藍(インジゴ)染めに挑戦しています。 インジゴは水にほぼ不溶性の青色色素で、これを布への染料として用いるには、さまざまな工夫がいります。 これは大きく分けて二つあり、直接染色と建染め(バット染色)で、前者はインジゴ分子を布の…
アカニシを有明から送ってもらって、ホンモノの貝紫染めをしてみました。 アカニシ、大きいのでは 20 cm 近くになるらしいんですが、これは 10 cm 前後。 イキイキです。食べられる貝なので、わずかに流通してます。 これを割ります。ゆでると肉がするりと抜…
現代化学のほうはバリウムの話を書いてます。金属バリウムとかバライトとか、重いウンチとかですね。 月刊化学の方は、カドミウムイエローとカドミウムレッドを取り上げました。 よろしければぜひどうぞ。 次は何にしようかなー。 月刊化学の連載は貝紫予定…
エジプトブルー、ハンブルー、ハンパープルのみっつです。 銅系の無機青色顔料ですね。
ホウ素(ホウ酸)の炎色反応をすっかり撮り忘れてました。 ホウ酸は強加熱によりすぐに無定形のガラス(酸化ホウ素)になり、こうなるとなかなか加熱してもキレイな緑色が出てきませんね。有機ホウ素化合物の方がいいのだろうかしら・・・。
なかなか使いづらい・・・ LAOWA 60mm F2.8 2x Ultra-Macro / D810
とーたん、むらむらだね。なんでかね。