オオキンケイギク

娘と、特定外来種であるオオキンケイギクのお花摘み。 この花で、染め物をしようと思って。 「たんぽぽぽん、とれない」 「たんぽぽぽん、いっぱい!」 https://www.tandfonline.com/doi/ref/10.1080/14786419.2013.856905?scroll=top

ムラサキ

実家のオヤジの体調が悪く、見舞いに行って、かつ誕生日のパーティーでお寿司をおごってきました。 アニキが急逝し、ホントに予定が狂ってしまいましたよ。エリア88の世界ですよ。 その帰りにいつもの高崎市染料植物園に。 ムラサキ2年草が花盛り。相変わ…

ハナズオウ

スオウの心材を煮出した染液の色に花の色が似ている、ということで、ハナズオウと名づけたらしいのです。

毒の緑

撮影用に、パリ・グリーン彩色の壁紙が入った額縁を開けておりました。

キハダ

島根から大量のキハダ原木を送ってもらって、週末に皮剥いて染め物してたんですが、なかなかこれ、光に弱いですね。 染めた瞬間はものすごく綺麗な緑がかった黄色で、これは太陽光中の紫外線によって色素ベルベリンが強い緑色蛍光を発してるからなんですが、…

蘇芳(スオウ)

日本の古典赤色四大染料の一つ、蘇芳(スオウ)です。 木の芯材に、ブラジリンを含みます。 チップばっかり売っているんですが、丸太を一個インドネシアから買ってみました。

国防色

終戦記念日も近づいてきたので、戦時中の「国防色」のシャツを作ってました。 んで、染め上ってそれを着てて気づいたんですが、国防色のシャツ、汗かくと色が淡色化するんです。 また洗濯すると戻るんですが。 どうも、pH 呈色のようですね。こりゃ、お世辞…

タマネギと国防色

タマネギの皮には、クェルセチンというフラボノイドが多量に含まれていて、これは昔からペルシアで染め物に使われていました。日本では、1900年代初めぐらいから軍用衣類の染色に用いられ、大戦末期は民間でもいたるところに使われました。 いわゆる「国…

竜血

Doracaena doraco もしくは D. cinnabari というドラセナの一種には、赤い樹液をもつものがあり、これを「竜血(麒麟血)」といい、それを乾燥して固めた樹脂を家具や楽器などの塗装に用います。 シナバリのほうはワシントン条約に引っかかる貴重種らしいん…

コチニール染め

様々な媒染剤を使って、正絹縮緬を染めてみました。 詳細はまたあとで。 今度、ネクタイ生地を染めて、それでネクタイを作ってみよう。 すごく濃く染めたアルミと、銅と、鉄かなー。

リトマス、そして地衣類由来の色素

メモメモ。 http://www.esnet.ed.jp/center/kenkyu/uploads/h18/h18_22-02.pdf http://www.chriscooksey.demon.co.uk/lichen/orcein.htm http://lichenjapan.jp/?page_id=634 http://ameblo.jp/yomogiko-bo/entry-11540238063.html

テールヴェルト

某所の露頭にいっぱいあるセラドナイトを使って、顔料用緑土(green earth(英), terre verte(仏))を作ってみます。

イボニシによる貝紫染め

伊勢志摩の海女がかつて手拭いを染めたという、イボニシ (Thais clavigera (Küster, 1858))の貝紫染めをしてみます。 反応式をおさらいすると、こうです。この反応には必ず光と酸素が必要です。 まず、海岸にいっぱいいるイボニシを採ります。 他の貝、特に…

藍の生葉の叩き染め、改良レシピ

夏休みで、こども達がやってきたので、藍の叩き染めとバット染色を教えてました。 まず布を切ります。綿よりも絹(シルク)が良く染まります。 綿よりも絹の繊維の方が、藍の色素分子とより強く相互作用する(くっ付き合う)ためです。 タデアイの葉を摘みま…

タデアイからのインジゴ生成反応

反応式で書くと、こうです。 チリアンパープルの生成によく似ています。 ここでも、生体の中に分解酵素が仕込まれていて、それを傷付けると動作開始になります。 タデアイの場合は、細胞内の別々のところに仕込まれていて、葉をつぶすとそれが混ざり合って動…

藍染め

植物染料の王者、藍(インジゴ)染めに挑戦しています。 インジゴは水にほぼ不溶性の青色色素で、これを布への染料として用いるには、さまざまな工夫がいります。 これは大きく分けて二つあり、直接染色と建染め(バット染色)で、前者はインジゴ分子を布の…

貝紫染め

アカニシを有明から送ってもらって、ホンモノの貝紫染めをしてみました。 アカニシ、大きいのでは 20 cm 近くになるらしいんですが、これは 10 cm 前後。 イキイキです。食べられる貝なので、わずかに流通してます。 これを割ります。ゆでると肉がするりと抜…

古典合成青色顔料

エジプトブルー、ハンブルー、ハンパープルのみっつです。 銅系の無機青色顔料ですね。

炎色反応

ホウ素(ホウ酸)の炎色反応をすっかり撮り忘れてました。 ホウ酸は強加熱によりすぐに無定形のガラス(酸化ホウ素)になり、こうなるとなかなか加熱してもキレイな緑色が出てきませんね。有機ホウ素化合物の方がいいのだろうかしら・・・。

しまった!失敗した!

とーたん、むらむらだね。なんでかね。

6,6-ジブロモインジゴ

いわゆるチリアンパープル、6,6'-ジブロモインジゴで正絹の縮緬生地を染めてみました。 染色は建て染め(バット染色)です。 わりときれいにむらなく染まりますね。もう一回染めよう。 建て染め(バット染色)というのは、藍(インジゴ)のような不溶性の染…

日本の水銀鉱

益富に顔を出して、写真撮影してきました。 主に辰砂です。さすがに益富は、鉱山操業時の最高品位鉱石を所有していました。 トップバッターは大和水銀鉱山。イトムカと対比できる西の国内有数の水銀鉱山でした。 辰砂 (cinnabar), HgS, trig. 奈良県宇陀郡宇…

カドミウム

硫化カドミウム〜セレン化カドミウム系固溶体と端成分の出す黄色、オレンジ、および赤。 きれいねー。