2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

さて、仕事も終わったし、文献もあらかた調べたので、採集に行ってきます。夕方になっちゃったので、夜通しドライブかな。 花崗岩に入ったペグマタイトが複数、温泉、時間があれば片岩に入った石英脈と、変成岩に入ったコランダムを探しにいくつもりですが、…

メガネ

形状記憶合金のメガネが来た。 あー、こりゃいいねえ。フレーム全体に力が逃げるので、きつい薮こぎでメガネを壊しちゃう人にはいいんじゃないかな。 カミさんがうっかりもので、メガネを踏まれちゃう人にも。どのくらい弾性変形するのだろう。聞いてくれば…

図解雑学 鉱物・宝石の不思議

昨日に引き続き、この本の感想。 悪いところをほとんど書いていなかった。 180−181ページ。パワーストーンネタは勘弁。 子供に石になじませるにしても、根拠まるでなし。 石のパワーを最大限に享受するには、少なくとも1日1回、自分の願いを思い浮か…

今日の予定

土日を使って石採りにいく予定だったが、朝5時になっても仕事が終わらん。 昼までに終わらせて、高速をぶっ飛ばすしかなさそうだな。 予定地はペグマタイトの露出を確認してみたい6カ所+温泉。 一次文献がむちゃくちゃ古いので、ほとんど林の下に埋まって…

「鉱物・宝石の不思議」。監修 近山晶。 写真撮影の協力は大江理工とある。 国産標本がわりと掲載されている。 写真がちょっと小さいかな。 鉱物・宝石の不思議 (図解雑学)作者: 近山晶出版社/メーカー: ナツメ社発売日: 2004/12メディア: 単行本購入: 1人 …

文科省における Ph. D の考え方

以下参照。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/04091603/005.htm もちろん、大学院改革は賛成なんだけれど、論博を無くす前にいろいろすることがあるんじゃないかと。 欧米のシステムに合わせることが最善策だとは思えない。 博士…

論文博士がなくなる

http://www.kahoku.co.jp/news/2005/04/2005041401000064.htm とうとう論博がなくなる。 博士号は資格の一種であり、制度が作り出すものだから、所定の手続きを踏まないとダメ、ってことなんだろうな。たてまえでは。 「牧野富太郎*1」クラスの学者はもう国…

日本育英会

昨年度から日本育英会が日本学生支援機構に移管されたわけだが、前よりサービスが悪くなった。 赤字ばかり出していたので、いろいろな点でシェイプアップしなければならないのはわかるが、学生を支援していないのでは、元も子もない。 ホントに悪いのは、育…

写真

昨日はみんなで本音をガンガンぶつけ合いながら飲んでいたので、楽しかった。同じアホなら言わなきゃ損。 議題の一つは、「嫉妬」。 そのため、今日の写真は「焼き餅石」。鉱物種なら epidote。

今日は焼き肉+ビール攻撃。さあ、肉食うぞ。にくにくしいのがいいのだ。

誤用

新しい実験化学講座の配本を受け取る。 いつも気になる間違いを何カ所かで見つけた。 「シリコン(silicon)」と「シリコーン(silicone)」だ。 シリコンはそのままケイ素のこと。これはそれほど難しくない。 しかし、シリコーンは違う。シリコーンはケイ素ー酸…

結晶の正しい割り方

Fluorite の光学材料の話を書いたので、おまけにもう一つ。 劈開の強い結晶を希望のサイズに割り出すときには、ある種のコツがいる。 例えば、岩塩(塩化ナトリウム)の1cm角の結晶から、厚さ1mm、縦横1cmの板を切り出すとする。 (001) の劈開を利用して…

ホタルのレンズ

Fluorite は屈折率の波長による変化が小さく(この特性を「低分散」という)、人工の単結晶 fluorite でレンズを作ると猛烈に性能の良い光学系が組み上がる。 波長によって焦点位置がずれる「色収差」を補正するには、もってこいの材料だ。 屈折率は小さいの…

Fluorite の材料としての利用

Fluorite は愛好者が多く、いろいろな話があるが、少し材料科学的な話題で。 こんな話を書くヤツはあまりいないだろうから。 初めてフッ素単体を単離したモアッサンは、天然の fluorite をくりぬいた容器に液化フッ素を閉じ込めたようだ。 ガラスだろうが金…

本日の写真

博物館に頼み込んで撮影させてもらった古い標本。 Fluorite(足尾)。大きめの結晶で2cmを下回るぐらいの大きさ。 (001)が豊かに発達し、(111) はわずか。(210) っぽいのも。 無色で透明なサイコロ状の結晶。貫入双晶らしきものがいくつか。

穴は埋めた方がいいのか?そうしない方がいいのか?

数日前の事故の影響で、埋め戻される穴が多くなりそうだ。 しかし、危ないから埋めるという、「臭いものには蓋」的の対処法で本当にいいものだろうか。 たき火が人命を奪うほど危ないわけではない。穴もしかり。 「たき火+穴」の組み合わせが危ないという知…

ハワイ年会

締め切り明日。お忘れなきよう。 みんなで飲んだくれに行こう。 それまでに相手を探して、結婚式を挙げるのもまたよし*1。 火山もしくは望遠鏡見学もひかれるなあ。って、なにしに行ってるんだか。 →アブストラクトのタグ打ちが異常にだるい。はてなで慣れて…

イラクの戦争の大義名分が崩壊

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050411-00000085-mai-int 結局、こうなった。 たった一人の「よっぱらい亡命イラク人化学技師」の捏造データをもとに、多国の軍が動いたという事実に、かなりの寒気を覚える。 もちろん、理由はそれだけではないにせよ…

メノウ乳鉢

鼠ヶ関(ねずがせき)にメーカーがあるらしい。 アズワン*1に卸しているのは、ここのようだ。 無色半透明の、すごく大きなブロックを一つ持っているんだが*2、材料持ち込みで加工してくれないかな。 羽越国境あたりにはメノウの産地が何カ所かあるが、まさか…

写真

低山は雪がようやく融け、新緑の前で見通しがたいへんよい。 この時期でないと難しい探訪も多い。 薮の中には変わりないのだが、葉が育つととたんに地形や構造物、露頭が見えなくなる。 もうちょっと山の中に入ると雪だらけ。 まだまだ残雪には悩まされそう…

防空壕

小学生が防空壕内で火を焚き、一酸化炭素中毒で4人亡くなるという痛ましい事故があった。 そのため、全国の地下壕について、今年度調査されるようだ。 http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/local/kagoshima_cave_accident/?1113230458 民家の脇の鉱山の坑道な…

友人とメールのやり取りをしていたら、突然思い出した。 中島みゆき「信じ難いもの」。 信じ難いもの 作詞・作曲 中島みゆき 十四や十五の 娘でもあるまいに くり返す嘘が 何故見抜けないの 約束はいつも 成りゆきと知りながら 何故あいつだけを 別だと言え…

システム入れ替え

「サイドマシン」PowerMac G5 に新 HD を乗せかえ、フォーマット後 OS X を入れる。 メインは Windows 機になった。

今日は一日、家族サービス。 買い物に行って、蕎麦を食べた。 メガネを採集で壊したので、メガネを作った。 メガネ屋の店長が、やけに幾何光学に詳しいのに驚く。 この調子だと、アッべ数*1も知っているなあ、という感じ。 多層反射防止コートの組成、光学ガ…

今日の日程

朝からドライブ。 カミさんのじいちゃんちに向かう。 途中、時間があったので、寄り道して採集。 ほとんどなにも採れなかった。 カモシカが雪崩でやられて死んでいる。 鹿はそう簡単には雪崩にやられないのだが、カモシカはバカなので、よくひっくり返ってい…

イラスト

昨日の Mineralogical Record のもの。"Why chinese cinnabar is so expensive!" cinnabar の貫入双晶がきちんと書かれているところがマニア心をくすぐる。

週末の予定

この間の男の子に頼まれていた石を郵送。ついでに家に転がっているさまざまな石も送りつけちゃえ。大部分梱包は終わったので、あとはゆうパックに出すだけ。 小さな金山跡を探訪予定。狙いは肉眼金と銀鉱物。鉱脈延長方向の確認と平行脈を調べてみる。穴があ…

年度の目標

今年度の目標を立てる。 できるところまでやっていきたい。 人に文句を付けるだけではなく、自分の力で、自分なりのものを作り出して公表していきたい。 「もの作り」がオレの特技であり、これしかないものだから。 生産性のある仕事にするのが今年度目標。 …

コクヨ

http://www.kokuyo.co.jp/press/news/20050407-395.html 研究(実験)ノート。補助帳簿より安いぞ。買いだなこれは。

Mineralogical Record 誌

最新配本は、中国の鉱物特集。 中国の最近の鉱物産地の一覧のリストが、コレクターには役に立つかも。 中国の産地は、情報がいいかげんだからなあ*1。 Wendell Wilson の、「なぜ中国の辰砂の標本はあんなに高いのか?」というイラストが好き。 *1:最近はそ…