2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

「風の耳たぶ」灰谷健次郎 風の耳たぶ (角川文庫)作者: 灰谷健次郎,坪谷令子出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2003/12/25メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る 妻の不治の病を抱えた老夫婦が、死に場所を求めてあてのない旅に出るという、重い…

メモ

「未必の故意(みひつのこい)」:意図的ではないが、罪となるある事実が発生するかもしれない、と思いながらその危険をおかして行為する心理状態 これは、「故意」の方に分類される。「過失」ではない。 とある女流作家が、「密室の恋」と勘違いしたらしい。…

今日はあったかだった

花粉症の人や、気温の上昇に弱い人は大変だったろうが、今日はとてもいい陽気だった。 下仁田は29度だったらしい。西上州、秩父の雪もかなり融けたかな。 桜の咲く時期の、あったかなほんわかした夜の雰囲気が好きだ。 いろいろな思い出もある。 桜の花は…

新宿ショー

この間の石の好きな男の子は新宿ショーに行くらしい。 「あまり無駄遣いするな」と釘を刺す。 オレはどうしようかな。 申請書書きに邪魔されなければ、行きたいなあ。 で、結局、日程をすっかり忘れていて、採集に行ってたりするんだよね。

ガラス職人の職人気質

理化学ガラスメーカーから連絡あり。 新しいガラス器具の設計について、コメントを求められる。 いいね、こういうの。 きちんとユーザーの視点に立てるメーカーって、実はあまり多くないんだよな。 カタログには「意見をお寄せ頂ければ製品に反映致します」…

水晶

日曜日にほじくり出した水晶をバケツに入れ、泥を落とすべく水を放り込んだ。 重なってるけど、まあいいや。そう簡単には欠けないだろう。 下の写真が代表例。上が 10 cm。 細身でキンキンと澄んだ音を出す。もちろん無色透明で照り良し。 この程度なら、「…

本:あきた鉱山盛衰記

https://www2.sakigake.jp/secure/book/book-index.jsp 秋田魁新報の記事をまとめて本にしたもの。 貴重な写真や絵画も多い。情報も比較的新鮮。 一般人向けの内容になっており、以前の「秋田県鉱山誌」「鉱山と鉱山集落」に比べ、ずっと読みやすく、鉱山の…

周期表、中学教科書に復活

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050405-02395881-jijp-soci.view-001 いいことだ。というより、当然か。 ゆとり教育じゃ、技術立国は難しいぞ。 この間の男の子や姪から聞いたのだが、最近の小学校や中学校では、化学実験をほとんどしないらしい。 教…

写真

奥久慈のメノウ(瑪瑙、正しくは玉髄)。 ちょっと照明とバックの色にひねりを入れてみた。 うまく形状の起伏が表現できない。むずかしいね。

故益富氏のしぶい一言

id:goito-mineral さんのところに、故益富氏の玉髄(メノウ)にまつわるエピソードがある。 http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20050325#p1 おもわず、ニヤリとさせられる。 聞く人が、玉髄(メノウ)に対してどういうイメージを持つのかによっても取り方…

メノウの特徴

まず、命名がかなりこんがらがっている。 英語では chalcedony と agate という言葉があり、これがそれぞれ日本語で玉髄、メノウに相当しているもののようだ。 このあたりの話はいろいろなところで記述されている。 英語では、非常に細かい結晶質の石英を準…

奥久慈のメノウ

奥久慈の山中に、有名なメノウの産地がある。 安山岩−集塊岩に走ったメノウ脈を露天堀もしくは坑道で採掘したところで、大きな平行脈が十数本ある。 この周囲、かなり広い範囲にメノウの産地が散点している。 メノウは火山岩にはしばしば見られる鉱物で、た…

科学系出版社はねばり強い?

某さんは、ある出版社に原稿を頼まれてから3年以上経過しているにもかかわらず、まだほとんど執筆していないらしい。 出版社もよく待つなあ。辛抱強いよ。ホントに。 出版業界が以前ほど儲からず、分野がどんどん進歩し細分化しているにもかかわらず、きち…

多重投稿

「化学者の倫理」には書いてなかったけど、最近、学術雑誌への投稿が電子化されることが多くなって、スピード勝負のものにはさらに拍車がかかっているようだ。 で、ちらほらと裏の話で多重投稿が問題になることが多い。 まあ、たしかに IF の高そうなところ…

砂金掘り

ある国の研究者と「砂金掘りとはどのようにして行うものか」という話になった。 むろん英語。フランス語なんてしゃべれるわけがない。英語すら怪しい。 彼も科学者なので、自分が理解するまでなかなか引き下がらない。 砂金の寄せ場、椀がけ、バンタタキなど…

アメリカ化学者協会 行動規範

この間の「化学者の倫理」 J. コヴァック著、井上祥平訳からの引用文。 なかなか具体的で含蓄がある。 この文章にある程度共感できるのは職業科学者と技術者だけかもしれないけど。 この本はお薦めできる。ケーススタディが読みどころ。 アメリカ化学者協会…

写真

鉱山の小さな神様。 たぶんこれは昭和30年前後ぐらいのものだろう。

ガマ開け最速理論

深夜から車を飛ばして、水晶の産地に向かう。 今日は完全に仕事モードで、ノルマのある採集だ。というのは、今年度は中学ー高校生の見学会の持ち回りがまた回ってきたので、配布用の水晶を確保するため、採集に来た。 前回と同じ人が来る可能性があるため*1…

写真

蛇紋岩に入り込んだ石英脈を押した坑口。ほぼ埋まっている。 あと10年すればわからなくなるだろう。 この中に入っていった。

今日も採集

深夜ドライブ、ある金山に向かう。 ここは、古生層に走った石英脈で、近くの閃緑岩の作用によるもの。 朝7時、車を置いてしばらく歩く。 金を掘ったあとがかなり広範囲に散らばり、至る所に石英塊が転がっている。 白っぽいのを狙って砕いて自然金を探すが…

脱水

4日前の laumontite は脱水によりすべて壊滅。根性無しめ。 この laumontite という沸石グループの鉱物は、乾燥空気中では数日で結晶水の数割を失い、白濁して粉々に砕けてしまう*1。 この性質から、「濁沸石(だくふっせき)」というぴったりな和名が付け…

ガウシアンのおまけ本を安く買う

http://www.hpc.co.jp/gaussian/explore.htm ガウシアンのソフトにおまけで付いてくる白い本「電子構造論による化学の探究」。 一研究室1冊限定で、1000円で買える。 お買い得品。 正規に購入すると無茶苦茶な値段を言われる。

本日の写真

grossular-andradite 系ざくろ石(たぶん)。 数日前に行った沸石産地の安山岩の隙間にいっぱい生えていたもの。 径3mmくらいの結晶で、決して大きくはないのだが、飴色透明でキラキラだったので一つポケットに入れて持ち帰ってきた。 この産地は、chabaz…