2011-01-01から1年間の記事一覧

偶感Z

でですね、そういうところに、かつて生産された高性能のマクロレンズが使われている、というところにもご興味を持っていただければ、と思います。 実は、メインの撮影機材は、マルチフォト+マクロニッコール(ニコン)なのです。 今となっては顧みられるこ…

さて

本業では地獄のようにタイトな一週間が始まります。 はじまりはじまり・・・。 ねこのてぶくろ亭関連では、左巻先生に「次年度 RikaTan 委員やってくれ」と言われ、ねこのてぶくろ亭は総力を挙げて科学の雑誌 RikaTan(理科の探検)をバックアップすることに…

糸金トリオ

アゴラにいらっしゃったお客様が、「ウチに転がっている石で、ボロついているのがありますので、よろしければ差し上げます」とおっしゃってくださるのです。 で、綿に包まれた石を開けてみると・・・ いっ、糸金!!!糸金がいっぱい!! しかもえらくいいヤ…

サイエンスアゴラ2011

大盛況で終了いたしました。 いらっしゃってくれたお客様、おてつだいの皆様、誠にありがとうございます。 感謝の言葉もありません。 今回の展示は時間がなく、正直20点ぐらいの評価なんですが、それでもいらっしゃった方々が「うわー、きれい!」と喜んで…

サイエンスアゴラ2011

すいません、忙しすぎて不義理しています。 日記コメントの返信は、時間が出来次第お返しします。 土曜日曜日と、お台場JSTの総本山、日本化学未来館で写真展示やってます。 http://scienceagora.org/ もちろん無料。お暇がありましたら覗きに来てくださ…

ガリウム

アルミニウムの一周期下、13族のガリウムです。 やや青みがかった銀白色の金属で、融点が低く、体温で簡単に融けてしまうほど。 それだけならまだいいんですが、とにかくいろいろなところにペタペタ貼り付き、えらく難儀します。 テフロンやプラスチックは…

アルミニウム

おなじみのアルミニウムなんですが、結晶を作りづらいことこの上なし。 酸化皮膜が乗ってなかなか剥けてくれないし、湯をゆっくり冷やしても結晶が大きく育ってくれません。 とりあえず外見だけでも。 よーく見ると結晶粒界にまぎれて、樹枝状の結晶組織が見…

周期表

雑誌「Rika-Tan(理科の探検)*1」で、元素実物の写真周期表を作ることになりました。んで、ねこのてぶくろ亭はそれをフルバックアップします。 春号(4-6月号)、サイズはA1、けっこういいものができそうな感じがします。 「世界で一番美しい○○○」の上を…

ジルコニウム

ヨウ素法によるクリスタルバーが間に合わなかったので、手持ちの焼結品を。

臭素

日本の常温において液体の元素の一つ。もう一つは水銀です。 ハロゲンで、とても刺激臭。体にも悪いです。 気化し、重い茶色い煙をもうもうもう。

くぱぁ

だぶは あけびを げっとした! どうしますか? ■生で食べる □みそ焼きで食べる □皮を炒めて食べる

すんません

今日もまた、アゴラの展示物作ってました。 今週中は忙しくて、日記更新がおろそかになります。 ごめんなさい。

イカ焼き

師匠にイカ焼きをもらいました。大阪名物なんだそうです。 ごちそうさまでした。イカ焼きでした!

がりがり

一日サイエンスアゴラの展示物を作っておりました。 くわー、まにあわねー。

亜鉛

金属亜鉛の粗粒のものを作り、低温脆化させて叩き割ってみました。 亜鉛は遷移金属末端の金属で、d軌道はすべて占められていることから、遷移金属よりはむしろ典型金属に近い性質を示します。いろいろな点でスズに似てますね。 破断面。やや青みがかった独特…

セシウム

毎日毎日名前を聞くことになってしまった、セシウム。 たぶん、単体を見たことのある人は、千人に一人もいないのではないでしょうか。 この日記をごらんの皆様はよくわかっていると思うのですが、非放射性の金属セシウム 133 です。まあ当然ですよね。 大変…

イッテルビウム

イッてる元素、ランタノイドの最後から数えて二つ目、イッテルビウム。 銀白色の金属で、ゆっくりと空気中でくすんでゆきます。 これもスウェーデン、ストックホルム湾郊外のイッテルビーのペグマタイトのガドリン石から見出された元素です。イッテルビーで…

ジスプロシウム

これもかなり珍しく、野外では見かけることのない元素です。ジスプロシウム。 重希土類の中堅で、銀白色の金属です。空気酸化に対する安定度はランタノイドの中では並。空気中で写真を撮影しても腐りません。 応用としては、とにかく磁性材料。 ネオジム-鉄-…

バストネス石

あ。飛んじゃった・・・。 バストネス石は希土のフッ化炭酸塩で、ややまとまった鉱床を作ります。 こいつのいいところはウランやトリウムといった放射性アクチノイドを含まないところなんですが、軽希土類 (57La-63Eu) までを多く含むが、磁性材料として使え…

液体ヘリウム

いれいれ。ボンベで与圧をかけて叩き込んでもいいのだけれど、古典的な風船押し出しで。 満杯になると真っ白い煙がモウモウ。 空気中の湿気は氷になり、酸素や窒素まで液化してしまいます。 (おまけ)X線単結晶回折計 手前右に古い管球を出してあります。 …

ポルックス石

Bernic Lake, Lac-du-Bonnet area, Manitoba, Canada width: 7.1 cm ペグマタイトで有名なイタリア、エルバ島で見つかったセシウムを主成分とするケイ酸塩鉱物、ポルックス石です。 結晶構造から、方沸石のセシウム置換体に相当します。 この写真(↓ mindat) …

希ガス5兄弟

元素検定その1.次のアンプルには何の希ガスが詰められているでしょうか(配点50)。 さっぱりわかりませんね。ただの空のガラス封管にしか見えませんが。 やっぱり常套どおり放電写真でしょう。

炭化ケイ素

カーボランダムという商品名でおなじみの、炭化ケイ素結晶です。 いくつかの結晶構造があるのですが、これは六方晶のもの。 完全に純粋なものは無色透明になるらしいんですが、そこまでキレイな結晶は見たことがありません。 適当なバンドギャップから、半導…

尿路結石

ふぶきさんの産んだ鉱物。尿路結石でございます。 鉱物標本をお借りしました。 これは、シュウ酸カルシウム二水和物、ウェッデライト (weddellite) らしいです。 すごい痛そう・・・ >_ いわゆる尿路結石と呼ばれる結石のうち、主な成分は以下の通りです。 …

数値はまことしやかな嘘をつく

毎日のニュースに出てくる線量値を聞いていると、ヒヤヒヤしますね。 数値の扱いも、正確さも精度も、誤差もエラーバーの扱いも知らないと思われる人が測ってるんですもの。 みんながあまりに騒ぐので、いつの間にか低線量放射線測定にシフトしているんです…

ラピス

Lapis Photo Contest 2011 GuidelinesSince the first LAPIS issue was published exactly 35 years ago, the small micro cosmos of mineral and gemstone friends has undergone dramatic changes, as did the entire world around. LAPIS was among the f…

サイエンスアゴラ2011

再来週の週末、お台場で写真展示してます。 http://scienceagora.org/scienceagora/agora2011/index.html ねこのてぶくろ亭は科学未来館一階です。 ねこのてぶくろ亭オールスタッフでそちらに行きます。 他にも多くの催しがありますので、お時間のある方はぜ…

ルビジウム

アルカリ金属の一つ、ルビジウムです。銀色のベタベタした粘っこい金属です。 周期表上でカリウムの下、セシウムの上で、予想されるとおり酸素に対してとても活性な金属です。 空気中に出してもそう簡単には燃えませんが、可燃物(キムワイプとか)にくっつ…

ルテチウム

ルテニウムじゃないですルテチウムです。 ランタノイドの末端、f軌道が全部詰まってます。 ランタノイドでは一番存在量が小さく、しかも手に入れづらい重希土類。 資源量が少なく、しかも軌道が全部電子に占められているので元素特性が出づらく、実はほとん…

スカンジウム

希土類の写真、撮ろう撮ろうと思っていてずっと先延ばしにしていたのですが、そろそろ埋めます。 存在量の極端に少ない元素の筆頭、スカンジウムです。 希土類はみんなレトルトデポジット精製で、見た目がよく似ていてつまらんですね。 ちょっと黄色がかった…